これだけは知っておこう!会社設立時の必要書類
これだけは知っておこう!会社設立時の必要書類1,2,3
「将来会社を設立したい」「これから会社を設立したい」という思いを胸に秘めているけれど、会社設立の仕方がよくわからない…。どんな書類が必要なのだろうか…。
今回は起業への熱い思いを実際の行動に変えるために最低限知っておいて頂きたい「会社設立時に必要な書類」をご紹介します。
絶対に必要な書類、それが定款
会社設立時の肝心、要な書類は「定款」です。
定款とは会社の組織活動の「根本原則」を記載した書面です。
根本原則を記載していますので、「会社の憲法」とまで言われています。
会社を設立するに当たってはこの「憲法」を作成しなければなりません。
定款には絶対に記載しないといけない「絶対的記載事項」と呼ばれるものがあります。
「絶対的記載事項」は以下の6つです。
①会社の目的
②商号
③本店の所在地
④設立時に出資する財産の最低金額
⑤発起人の住所
⑥発行可能株式数
上記6つは会社設立の際、定款に絶対に記載しなければなりません。
会社設立登記申請書を書いて初めて会社設立となる
会社設立時に必要な書類に「会社設立登記申請書」と呼ばれるものがあります。
新しくできた会社は「登記」をしなければなりません。
登記をすることによって初めて会社は「法人」という人格を持つことができます。
人格を持つことで人間(自然人)と同じように売買をするなどの権利を持ったり、逆に義務を負ったりすることができます。
この書類への記載事項は以下の6つです。
①会社の商号
②本店
③登記の事由
④登記すべき事項
⑤課税標準金額
⑥登録免許税
③は「平成○○年○月○日発起設立の手続終了」と決まった文言を書きます。
⑤の課税標準は資本金の金額を記載します。
⑥は資本金の0.7%が登録免許税となります。
忘れてはいけない!その他必要書類
「定款」と「会社設立登記申請書」が完成すれば、あとは細々とした書類だけです。
その他に必要な書類をご紹介します。
資本金の払込証明書
これは定款で記載している資本金の額が実際に入金されているかを証明する書類です。
発起人の決定書
これは会社の本店所在地が発起人の同意により決定されたことを証明する書面です。
就任承諾書
設立時に自分の他に役員がいる場合は就任承諾書必要です。
印鑑証明書
自分の分以外にも役員の分も必要です。
法人設立届出書
税務署に届けます。
青色申告の承認の申請書
青色申告をする場合には青色申告承認申請書が必要です。
最低限必要なものは以上です。
書類は多いですが、細々しているだけで難しくはありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単に必要な書類をご紹介しました。
今回の記事で会社設立の目標に向けて具体的に行動できる後押しができたら幸いです。