個人事業主の迷いどころ!株式会社にするメリットを解説します!
個人事業主の迷いどころ!株式会社にするメリットを解説します!
個人事業主の方で、事業が発展してきたので、そろそろ株式会社に組織を変更しようと考えておられる方は多いのではないでしょうか。
また、いきなり株式会社を設立しようとされる方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は株式会社を設立する場合のメリットなどについて、解説していきます!
株式会社設立のメリットについて
株式会社を設立するメリットとしては、次のようなものがあります。
・資金調達が容易になる
・取引先や金融機関に対する社会的信用が上がる
・法人名義で不動産や自動車を保有できるようになる
・税金を節約できる
以下で、各項目について解説します。
資金調達が容易になる
株式会社の特徴として、会社の株式の発行と引き換えに、株主から出資金を集めることができるため、資金集めが容易になる点があげられます。
そして、集めた資金を設備投資に回して、個人事業主では考えられないスピードで、事業を発展させることができます!
取引先や金融機関に対する社会的信用が上がる
また、株式会社を設立すると、取引先や金融機関などに対する信用が上がります。
例えば、個人事業主の場合、その事業主が引退したような場合、その事業所はどうなるのか、という事業承継の問題が必ずつきまといます。
しかし、株式会社の場合には、事業体の運営は個人ではなく、株主総会や取締役等の機関が行うため、事業承継の問題は個人に比べて起こりにくく、その点で信用力が上がります。
法人名義で不動産や自動車を保有できるようになる
個人事業主の場合には、事業に必要な不動産や自動車などは、事業主名義で登記や登録をする方法しかありませんでした。
したがって、それらの不動産等が、事業用なのか事業主の個人用なのかが明瞭にはなりません。
しかし、株式会社を設立すると、会社の不動産や自動車などを、会社名義で登記や登録ができるようになります。
よって、会社の財物と社長の個人の財物などが明確に分離され、業務の効率的な運用に役立ちます。
さらに、一部の例外を除いて、経営者が死亡しても、会社名義の不動産等には相続税がかかりません。
従って、個人事業主の場合には多額の相続税が発生するような場合でも、株式会社を設立していたために、相続税の支払いを激減できた、というケースもあります。
税金を節約できる
所得の水準にもよりますが、1年間の所得が500万円を超えた水準から、個人事業主として個人所得税を支払うよりも、株式会社を設立して、法人税を支払う方が有利になるといわれています。
また、株式会社を設立した場合には、退職金や生命保険料、自宅兼事務所に係る費用などを損金算入できるなど、経費の幅が広がります。
経費の幅が広がることは、その分だけ所得が下がるので、支払う税金の節約につながります。
株式会社設立のデメリットについて
その一方、株式会社を設立した場合のデメリットもあります。
それは次のようなものです。
・会社設立のための費用が登記費用などがかかる
・社会保険への加入義務が生じる
・赤字の事業年度でも、最低7万円の法人税の均等割りがかかる
・法人税の申告手続き等、事務の負担が増える
まとめ
株式会社の設立を考える場合には、メリットだけでなく、デメリットもあります。
どうしてもメリットの方に目が行きますが、デメリットに対する考慮も重要ですので、双方をよく比較検討してください!
お問い合わせ
起業に関する疑問は、起業家のパートナー税理士上田洋平へ
起業成功のためのお手伝いをさせていただきますよ!
お気軽にお問い合わせください!!
042-634-9786
今すぐ、お気軽にお電話ください。
担当者が丁寧に分かりやすく対応いたします。
【対応時間:9:00~20:00(月~金)】【休日:土日祝日】
メールでのお問い合わせはこちらをクリック