資金が大事「黒字倒産」を回避せよ!
八王子・立川の起業家のパートナー税理士
上田洋平です。
おはようございます。
昨日まで、創業時の融資制度について説明してきました。
覚えておきたい三種類忘れていませんか?
忘れてしまった方は、こちらからどうぞ
それでは本日のテーマに入ります。
本日は資金の大切さについて、ご紹介いたします。
資金が不足しているとビジネスをスタートすることができません。
だから資金はとても大切ということは、みなさん理解していただけてるのではないでしょうか。
資金が集まりビジネスをスタートさせたら売上を上げて、利益を上げることができればもう安泰。
そのように考えている方が多いとおもいます。
でも売上も利益も上がっているからといって、本当に安心してよいのでしょうか。
答えはダメです!
利益が上がっている会社でも倒産することがあるのです。
「黒字倒産」や「勘定あって、銭足らず」という言葉があるぐらい、利益が出ているにもかかわらず倒産してしまっている会社は数多くあります。
なぜ倒産してしまうのか?
それは、資金が不足するからです。
支払いが1日でも遅れてしまえば、倒産です。
今日払うべきお金が今日払えなければ倒産してしまうのです。
では、なぜ利益が出ている会社が資金不足に陥ってしまうのでしょうか。
現金で商売をしてない限り、売上を上げても入金は数ヶ月先になるなんてことはよくあります。
しかし、仕入代金の支払いや人件費、家賃などの費用は、毎月定期的に訪れます。
したがって、売上の代金が入金されるより前に、毎月の支払いがあることになります。その結果、資金不足に陥るのです。
このようなことが起きないために、「運転資金」として、不足する資金を手当てしておくことになります。
この運転資金の計算を誤ってしまうと、資金が不足してしましい倒産することになります。
しっかりと資金繰表を作って、運転資金の管理をしていかなければなりません。
資金繰表については、明日以降で説明していこうと思います。